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ペースメーカー・狭心症へのAED

●ペースメーカー使用者の場合
通常、私達の心臓は正常なリズムで動いています。
このリズムが遅くなってしまって、正確なリズムで動いていない状態を不整脈といいます。
不整脈の方は、心臓を正確に動かすために胸の左上に人工のペースメーカーというものを植え込んでいる場合があります。
心臓のリズムが遅くなりすぎるとペースメーカーが作動して、正確なリズムをとることが出来るのです。

このペースメーカーを植え込んでいる人に、AEDを使用する場合は、ペースメーカーから3センチほど離した場所にパッドを貼らなくてはいけません。
とはいえ、ペースメーカーが植え込んであるかどうかなんて分からない気がしますよね。
ペースメーカーの機械は5センチほどの大きさで出来ています。
これが植え込んである場所は膨らんでいるので、「あれ?」と思うことでしょう。
触ってみると、硬くてコブのようになっているのだそうです。
触れば分かると言っても、実際に見たことがなければ、判断するのは難しいかもしれません。
もし胸の辺りに膨らみがあったら、仮にペースメーカーでなくても避けてパッドを貼ったほうが無難かもしれませんね。

先にも述べたように、ペースメーカーが植え込まれるのは、左胸の位置です。
AEDのパッドは胸の右上と左下に貼るのが通常の使用方法ですから、問題はありません。
しかし、まれに右胸にペースメーカーを植え込んでいる場合があるそうです。
このような場合も、ペースメーカーからパッドを離して貼るようにします。
適切な場所に貼れたら、AEDの指示通りに処置を施せば、大丈夫です。


●狭心症患者の場合
今まで元気だった人が突然 倒れてしまう・・・
自分の周りでは起こってほしくない状況ですね。
不慮の事故で心停止してしまう場合も もちろんありますが、もともと心臓が弱い方は気をつけないといけません。

狭心症という病気をご存知ですか?
狭心症とは、心臓の筋肉が酸欠状態になり、胸が苦しくなる病気です。
狭心症の患者さんには、胸にパッチと呼ばれる外用薬を貼っている方がいます。
これは、皮膚を通して薬が身体の中に吸収されていくもので、血管を広げる効果があり、治療のために使われているものです。
たとえパッチを貼っていても、走ったり重いものを持つなどして心臓に負担がかかると、発作がおき最悪の場合は心停止という状態にもなりかねません。

このパッチをしている人にAEDを使用する場合は、注意しなければいけないことがあります。
AEDのパッドを貼り付ける際にこのパッチを見つけたら、必ず剥がすようにします。
しかし、パッチは肌色で大きさも小さいために急いでいると、見落としてしまうかもしれませんね。
もしもパッチを剥がさずにAEDを作動させても、心配はいりません。
軽い火傷を負うか、赤くなる程度で済むそうです。
パッチのせいで、除細動の効果に影響することはないそうですから、神経質になりすぎることはないようです。

倒れてから、3分以内にAEDを使用すれば、4人のうち3人が助かるのだそうです。
細かいことに戸惑うよりも、一刻も早いAEDの使用を試みるようにしてくださいね。

         

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