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子供・妊婦へのAED

●子供の場合
AEDを使うのは、大人だけではありません。
子供にも心停止状態になる可能性はないとはいえません。
実際に、野球やソフトボールのボールが当たったり、マラソン中に子供が心停止状態になった事例は報告されています。

2004年にAEDの一般人使用が認められたものの、子供にAEDを使用することは認められていませんでした。
しかし、2006年から子供にもAEDを使用することが認められています。

通常のAEDは大人用に作られていますから、これを子供に使うことは避けなくてはいけません。
では、子供と大人の違いは何でしょう?
大人用のAEDは8歳以上もしくは、体重が25㎏以上と定められています。
子供用は1歳以上8歳未満で、1歳未満の子供には使用することができません。
さらに、子供用のAEDは、電気エネルギー量も成人の3分の1になっています。

小児用のAEDが認められた現在は、多くの小学校や保育園でAEDが設置されるようになりました。
しかし、小児用のAEDがなくても諦めないで下さい。
なんといっても、緊急事態ですから大人用のAEDを使用しても法律上責任を問われることはありません。
ただし、大人用の電極パッドを子供に貼る場合は、二つの電極パッドが重ならないように注意して下さい。

最近は、大人用のAEDに子供用の電極パッドが一緒に入っているものが多くなってきました。
未来ある子供の将来のためにも、多くの方がAEDについての関心を増やして下さることを望まずにはいられません。


●妊婦の場合
AED講習を受ける方、特に女性からの質問で多いのが「妊婦さんにはAEDを使っていいのですか?」という質問だそうです。
お腹に赤ちゃんがいるのに電気を流していいのだろうかと思うのは当然でしょう。
女性ならではの質問ですね。
これから赤ちゃんを産もうとしている方、ご家族に妊婦さんがいらっしゃる場合は特に気になる質問です。
そしてこれに対する答えは「イエス」です。

AEDの電気は、お腹の中の赤ちゃんへの影響は問題ないそうです。
それよりも、母体の心肺停止状態が続くことのほうが赤ちゃんへの影響が出てしまいますから、妊婦さんを助けることを一番に考えましょう。
ですから、妊婦さんが心肺停止状態で倒れているときは、人工呼吸、心臓マッサージを施しながらAEDを用意します。
AEDを装着して電気ショックが必要ならば、行います。
この際、電極パッド位置や電気量に変更はないそうです。

明らかにお腹が目立っていて妊婦さんだと一目で分かれば、救急隊の人にも説明が出来ますが、中にはお腹が目立たない人もいらっしゃいますね。
しかし、AEDに関しては、妊婦さんも妊婦でない人も同じやり方でいいそうです。
ただし、食べ物が喉につまっている場合などに行う気道異物除去法は、通常行う腹部突き上げ法は行わないようにします。
もしも、妊婦さんかどうか分からない場合で、妊娠可能な年齢であれば、妊婦さんとしての対応をしたほうが適切でしょう。

お腹の赤ちゃんは、お母さんの臍帯から酸素を供給して生きています。
一刻も早く赤ちゃんへ酸素を送り出すためにも、一分一秒でも早い人命救助が出来るようにしたいものです。

         

1.AEDの使い方

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